蒼天の白き神の座

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  そこに山があるからだよ  

PSに、ある種シミュレーションゲームの理想形と呼べる物があります。
そのソフトの名は、蒼天の白き神の座。
これ、いつか紹介したいと思ってたんです。

どんなゲームかというと、題名の通り登山のゲームです。
が、ハイキング気分だと即死します。
ヒマラヤ級の山に、準備段階から計算に計算を重ねて、何ヶ月もかけて登るゲームなのです。

このゲームは登山に興味があるないは、はっきり言って関係ない。困難を克服する勇気、知力。そしてごみはゴミ箱にという自然を愛する気持ち。それがあるかないかだけ。
ちなみに難易度激高です。
僕が3年ほど前に26時間程プレイしたデータでは、すでに106名死んでます。まああの頃は僕も若かったし、今やれば余裕かもしれませんが。

今回は、プレイ日記を書くにあたり、最初から始める事にします。内容ほとんど忘れちゃってるし。
まず初めに、自分の組織する登山隊の名前と、隊長名を記入します。
しばらく考えた末、いかなる状況でも挫けないという意味と、夢の為ならどんな苦労も厭わないという2つの意味を合わせて、第三方面人面魚部隊という名前にしてみました。第三方面ってどの方面か知りませんけど。
隊長の名前は、僕のりょうと言う名前に諸葛いう苗字を付け加えて、ちょっとした大軍師気分に浸ることにしました。
さあ、いよいよプレイ開始です!
なんか説明出てきたけど、ウザイのでかっ飛ばします。
まずは隊員を募集です。最初から10名ほど所属してるんですが、人数は多いほうがいいですしね。
隊員も、経験を積む事によって能力とランクが上がっていく記憶があります。若い初心者を育てるか、老齢なベテランに頼るか。それもあなた次第!
早速募集をかけてみると、17名の自殺志願者が集まりました!
つらつらと名簿を見てると、なんといきなりAランクの人材が!その名も加藤一正!これはあの有名な武将、加藤清正の子孫に間違いありません!早速雇用する事にしました。まあ最初から所属してる面子はAAランクとかの猛者ですけど、武家に伝わる必殺技に期待して、一正を副隊長に任命しました。脳内で。
ちなみに、雇用する際、自分の好きな名前に変更することが出来ます。この機能はいずれ重宝する事になると思います。今は使いませんが。
その他ザコ16名も雇って、いざ遥かなる山頂へ!
3月なのでまだ雪の心配がありますが、部隊発足の勢いで寒さなんて吹き飛ばすぜ!

最初に登る山は、マヌーツェ峰とかいう山です。
標高7128M!
まず、どの方角から登るか考えなければいけません。
作戦アドバイスや予想ルート、地形などを考慮して決めます。
ここで全てが決まると言っても過言ではありません!
今回は、北東方面から挑戦することに決めました。特徴は読んでないのでわかりません。
装備もだいたいで決めて、いざ出発!

さてベースキャンプに到着したわけですが、まず小隊の割り振りをします。
で、第1隊は調査、第2隊は運搬なんて感じで、平和なベースキャンプから指示するのが、隊長である諸葛の役目なのです。
ってわけで、大木さんという方をリーダーに、以下5名の第6隊を編成して、登山ルートの偵察に向かわせることにしました。
ザッザッザと勇敢に山へと登っていく第6隊。
バシバシ登山ルートを発見していきます!
しかし、15時頃になって、「そろそろ切り上げようと思います」なんていう通信を入れてきやがりました。まったく、最近の若い奴はすぐに休む事を考えるのでいけません。続行せよと指示を出しました。
19時頃でしょうか。「食料がありません!」という緊急通信が入ってきました。
久々なので持たせるの忘れてました(ノ´∀`*)
なんとか我慢してくれと伝え、食料輸送部隊を編成しようとしたら、ベースキャンプにいる隊員が、「今日はおおぐま座がよく見えますよ」なんてノンキな事を言いやがります。
てめえら仲間が食料なしで困ってるのに、何をノンキな事言って・・・・こりゃ綺麗だ。
おおぐま座に見惚れたまま3時間が経過した頃、第6隊からまた通信が。
「隊員が衰弱しています!」
いかん、忘れてた。すぐBC(ベースキャンプ)に帰還してくれと指示したところ、
「深夜なのでこれ以上の行動は危険です。ここでビバーグ(簡易キャンプ)しようと思います。」なんて悠長な事を。
無理してでもキャンプに戻れ!と指示。
「隊員がやる気をなくしています!」
・・・わかった、その場で待機せよ。
そして急いで救出部隊を編成していると、また通信が。
「立花隊員が・・・息を引き取りました・・・・。指示を・・・。」
まずいまずい。そのまま待機と指示を出し、救出部隊発進!
が、また食料持たせる事を忘れたので帰還させ、無駄な時間を使うハメに。
そうこうしている間にも、第6隊から通信の嵐。そして、
「・・・こちら小椋です。小隊長が倒れらましたので、私が任を引き継ぎます」
お、大木さんまで逝ってしまったか・・・。
そこでBCにいる隊員から報告。
「素晴らしい朝焼けですよ。今日も頑張りましょう」
仲間だと思えない。こいつのせいで大木さんが死んでしまったに違いない。ゆ、許せん!こいつには刑罰を与えねば!
とその時、第6隊からの連絡が途絶えました、と。
・・・・状況から考えて全滅したに違いない。
ここで隊長が取るべき行動は、被害を拡大させないために、救助を諦め本国へ帰還する事だ。
「隊長、まだ帰ってない隊が・・・。」
・・・・。撤収作業を続けてくれ・・・。

今回は、僅かな読み違いのせいで登頂を逃した。こちらの想像以上に山は厳しいという事だ。勇敢に戦って散っていった者の為にも、次回こそは登頂せねば。

本国へ着くと、脳内副隊長の加藤一正が引退を申し出てきました。
「隊長と出会えて本当に良かったです。これからも頑張ってください。」
嬉しい事を言ってくれる。
寂しいけど、これからも皆に愛される隊長としてますます頑張らねば。
決意を新たにして、2年目を迎える事となった。
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