サカつく特大号2
4年目〜感動のフィナーレ!
最強クラブ4年目始動
スポンサー料金が入って、資金は24億円になった。
そしてついにJ1ロードが始まるわけですが・・・。
先に謝っておきます。
ごめんなさい、攻略サイト見ちゃいました!(><)
エディット選手の事で悩んじゃったんだもん。
まあ他の攻略は見てないから勘弁してくださいよ旦那。
で、その結果、エディット選手は自分(呼称ロッキー)に決まりました。
だって今まで気付かなかったけど、年俸半分でいいらしいんだもん。
今年はスタジアムを改築したいから倹約生活するの。
ってゆーか高杉和也のあの能力はなんじゃー!
あれは強すぎるぜ!
ヤバくなるまで封印します。
エディット選手はMFにしました。
シャドーストライカーっぽい感じの。
監督もちょうど3−6−1が得意な人と契約できましたし、
なかなか幸先良さそうです。
あとはとにかくスタジアムの改築!これですね。
24億有れば足りると思うので、3月に入ったらすぐとりかかりましょうか。
が、そんな私の元に、市長から手紙が届きました。
駅ビルを建造したいので6億ウン千万の出資をよろしく、と。
またかー!(怒。
畜生、まあ6億なら半年あれば稼げるはずだし、
何より地域と密着してこそのクラブだからね。
いいよ、出してあげるよ。
あ、この目から流れる赤い水は気にしなくていいよ!
あーあ、もうこの際今年は選手補強に金を使って、
スタジアムは来年まで我慢しようかな。
とりあえず今週はろくな新人がいないなっと。
>翌週。
市長から手紙が届きました(泣。
赤紙ですかこれは!?
「空港を建造したいので8億円の出資を云々」
こ、この金の臭いを嗅ぎつける事に関しては天才的なハイエナめっ!!!
弱者と見れば搾り取れるだけ搾り取っていきやがる!
あーもうやる気ねー。マジでやる気ねー。
苦労して貯めた金を半分以上持ってかれるなんて理不尽すぎー。
コイツ絶対天下りとかそういうのが得意技だよー。
もうこのゲーム暗殺コマンドとかつけるべきだよマジで。
最悪だ。
結局補強もできず、モンテビデオへのキャンプを行い開幕へ。
こんなに気分の沈んだ開幕戦も珍しいぜ!
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4年目1ステージ
勝ち点19で9位だった。
思ったより通用したなあ。
ちなみに戦術などは変更無し。
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異変!?
ゴゴゴゴゴゴゴォォォォ!!
「ん、何の音だ!?」
「あ、、、あれを見ろ!」
「な、なにィ!?あ、あれは隕石!?」
八王子ブルース発足4年目、突如起こった異常事態で世間は大混乱に陥った。
なんと超巨大隕石が地球へ向かって落ちてきたのだ!
このまま地球と隕石が衝突したら、間違いなく地球は宇宙の藻屑となってしまうだろう!
そんな混乱の中、どこかへ出かけようとする野呂の姿があった。
「こんな時に一人でどこいくんですかキャプテン」
関口が声をかける。
「ああ、ちょっとな。」
立ち止まって野呂が答える。
「ちょっとって、どうせ隕石を止めに行くんでしょう!
一人でなんて無茶だ!自殺行為だ!」
関口は精一杯わめき散らした。
そんな関口を背に、再び歩き出しながら野呂は言った。
「例え無茶でも、誰かがやらなきゃいけない事ってのがあるだろう?
キャプテンってのはこういう時の為にいるんだぜ」
――「それは違いますよ」
ふいに物陰から声がした。
「お、お前達!」
なんと、そこにはブルースの全選手が揃っていた。
「水臭いですよキャプテン」
「そうですよ。キャプテンいつも言ってたじゃないですか。
クラブってのはチームワークが大事だって。
どんな困難だって全員で立ち向かっていけば乗り越えられるって」
「それとも僕達の事、信頼できませんか?」
突然の事に野呂は慌てた。
「し、しかし、一歩間違えたら死ぬんだぞ!?
いや、死ぬ確率の方がずっと高いんだぞ!?」
「そんな事は100も承知ですよ。
死ぬ時はみんな一緒ですよ!なあみんな!」
「おう!」
「さあ、いつものように号令をかけてください!」
「お、お前達・・・。よし、わかった。全員でいこう!
そして絶対に隕石を食い止めてやろうぜ!」
「らじゃ!キャプテン!」
・・・野呂たちが旅立って数時間後、爆音とともに隕石は崩れ去った。
地球は救われたのだ!
だが、選手達が帰って来る事はなかった。
数日後、オーナーである私は経営不振を理由にクラブを廃止した。
理由を偽ったのは、彼らならそれを望んだだろうと思ったからだ。
「地球が平和になれば、それでいいんだよ」
そう言って笑う野呂の顔が目に浮かぶ。
私はカバンからある物を取り出した。
そしてあの気いいブルースの連中がいる、空に向かって叫んだ。
「また会えるよな!今日買ってきたこのサカつく3で!」
<完>
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